厚生労働省がまとめた最近の医療費の動向2021年度11月号によると、11月の概算医療費は前年同月比+6.1%で、4・5月の2桁増以降、21年度で最も高い伸びとなった。平日数は前年同月と同じ。4-11月累計の医療費は29.2兆円で、前年同期比+5.4%となり、4-10月から0.2ポイント上昇した。【ライター 設楽幸雄】
21年度の概算医療費の伸びは、4月+10.6%、5月+11.5%と2桁増の後は比較的落ち着いた推移を示していた。
しかし、11月は、平日数も土曜日の日数も前年同月と同じ中で、+6.1%と、6月以降で初めて6%を超える高い伸びとなった。前年11月がコロナ第3波の拡大過程にあったのに対し、21年11月は第5波が収束し落ち着いている状況だったことが影響したものとみられる。
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