厚生労働省はこのほど、精神保健福祉士に関して、検討会が取りまとめた「資格取得後の継続教育や人材育成の在り方」を公表した。就労先の規模や分野によっては、配置人数が1人もしくは少数であるケースが少なくないことを挙げ、「組織(職場)での研修や自己研さんの機会の確保が困難である」といった課題を提示。こうした状況に配慮した研修や自己研さんを考える必要があるとしている。【新井哉】
■ワーク・ライフ・バランス重視や個別性に着目した人材育成を
取りまとめでは、精神保健福祉士の配置状況(2017年10月1日現在など)を示し、「就労先は多岐にわたる」としている。具体的には、「障害福祉サービス等事業所」が1万2330人で最も多く、以下は「病院」(9822人)、「一般診療所」(1708人)、「障害者支援施設等」(879人)、「保健所」(606人)、「市町村」(518人)などの順。「病院」については、その内訳も示しており、「精神科病院」が6892人(1施設当たり6.9人)、「一般病院」が2930人(同0.4人)となっている。
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