薬価制度の抜本改革に向け、厚生労働省は11日の中央社会保険医療協議会(中医協)の薬価専門部会で、今後の議論のスケジュール案を示した。がん治療薬「オプジーボ」のように、効能追加などに伴って市場が広がった医薬品への対応を最優先に掲げ、外国平均価格調整の在り方などと併せて議論し、5月にも一定の取りまとめを行う見通しだ。【敦賀陽平】
市場拡大への対応について、厚労省側は「来年度中に、できるだけ早期に実施できるように検討を進めたい」としており、来年4月の改定を待たずに薬価を見直すことを念頭に、類似薬効比較方式や原価計算方式といった関連する制度上の問題と併せて、先行して議論する方針を示した。
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