厚生労働省は、入院基本料などの加算「データ提出加算」を届け出るために必要な実績を107病院に認めたことを、地方厚生局などに通知した。病院側が手続きすれば、来月から同加算を算定できる。【佐藤貴彦】
同加算を届け出たい病院は、まず審査を受けるための手続きを行い、数カ月分の試行データを作成、締め切りまでに提出する。試行データを適切に提出した実績を同省が認めれば、同加算を届け出るのに必要な通知が病院に届く。
今年春の診療報酬改定では、7対1入院基本料などに加え、10対1入院基本料を届け出る病院(一般病床200床以上に限る)にも同加算の届け出が課された。来年3月末まで経過措置があるが、審査を受けるチャンスは年4回しかない。DPC準備病院以外の出来高算定病院の場合、次の審査の申し込みの締め切りは2月で、審査結果は5月に明らかになる。
107病院は、今年8月の締め切りまでに審査に申し込み、11月の締め切りまでに試行データを提出していた。地域ブロックごとの病院は以下の通り。
(残り1557字 / 全2099字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】