診療報酬明細書（レセプト）の審査体制の見直しなどについて議論してきた厚生労働省の有識者検討会は26日の会合で、同省が示した報告書案を大筋で了承した。同案には、コンピューターチェックを充実させるほか、医療機関がレセプトを提出する前にエラーを確認できる仕組みを導入することで、審査業務の効率化を図るといった方向性が盛り込まれている。【佐藤貴彦】

　審査業務の効率化は、被用者保険の加入者に関するレセプトの審査を主に担当する審査支払機関「社会保険診療報酬支払基金」（支払基金）の業務や人員体制の見直しに向けたもの。2020年度の支払基金のシステム刷新に合わせて行われる見通しで、厚労省と支払基金が、来年春にもおおまなか工程表をまとめる。

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