【鈴木沙良夢法律事務所 弁護士 鈴木沙良夢】
美容医療等の自由診療を巡るトラブルの増加により、医療機関のホームページの法規制が検討されたようですが、規制は自由診療・保険診療の区別なく、すべての医療機関のホームページに適用されることが予想されます。
表現の規制については、厚生労働省の「医療機関のホームページの内容の適切なあり方に関する指針(医療機関ホームページガイドライン)」で、ホームページに掲載すべきではないとする内容は、おそらく医療法改正後にも規制の対象になるでしょう。
なお、医療機関ホームページガイドラインでは、バナー広告、ディスプレイ広告、リスティング広告で表示されるテキスト・画像は、広告そのものに当たるとしています。それらについては、現行の医療法でも広告として規制されるので注意が必要です。
一方で、医療機関に勤務する医師等が個人で開設するブログ等の内容は対象としないとされています。
今回は、医療機関ホームページガイドラインに記載されている内容のうち、医療機関が知らず知らずに掲載してしまう可能性があるものを中心に説明します。
次回配信は12月22日5:00を予定しています
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