【株式会社メディチュア代表取締役 渡辺優】
■NDBオープンデータは病院経営にも有効
先日、厚生労働省のウェブサイトにおいて、レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)の集計データが公開された(第1回NDBオープンデータ)。
公開されたNDBオープンデータは、都道府県別や年齢別の算定状況を把握することができる。今回のデータは2014年4月-15年3月診療分であり、1年半から2年半前のデータなので、リアルタイムとはいかない点には留意が必要だろう。しかし従来の統計データに加える形で分析や検討をすることは有益である。
オープンデータの解説資料には「この『NDB オープンデータ』の情報が、日本の医療ビッグデータを扱った統計資料として、保健医療政策に携わる方々や医療動向に関心を有している研究者の方々、その他多くのヘルスケアに関心を有する人々の役に立つことを願っている」とある。
今回は、医療動向に関心を有し、今後の病院経営を考えている人々に役立つ視点で、このオープンデータの活用を考えてみたい。
次回配信は11月2日5:00を予定しています
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