厚生労働省と日本医師会が6日に開催した「社会保険指導者講習会」で、同省の神田裕二医政局長が「地域医療構想」をテーマに講演した。年度内に全都道府県が同構想を策定する予定だが、神田局長は、同構想の実現に向けた今後の取り組みの進め方が課題で、中でも病院が林立した地域で、病床数を減らしていくための意見調整が難しいと指摘した。また、そうした地域では、小規模の会合を開くなどして病院関係者が本音で話し合うことが、同構想を実現させるためのカギになるとの考えを示した。【佐藤貴彦】

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