5回目は在宅に関するデータを見てみたい。地域包括ケアにも強くかかわる分野であり、在宅にかかわる診療所や訪問看護ステーションの充実が求められている。整備状況に地域差が大きいことも課題だ。【大戸豊】
高齢者数増加の地域差 クリックで拡大
中央社会保険医療協議会資料より(以下同)
死亡数の将来推計 クリックで拡大
■看取り、同一建物の訪問で分かれる対応
在宅療養支援診療所(在支診)と在宅療養支援病院(在支病)の届け出は年々増えている。ただ、訪問診療を行う患者数は「1-9」人と、小規模展開の診療所も多い。
在宅療養支援診療所の届け出数の推移と診療状況 クリックで拡大
在宅療養支援病院の届け出数の推移と診療状況 クリックで拡大
在宅といっても、自宅だけではない。有料老人ホームは35万床、またサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)も14.7万床が整備されている。サ高住には、看取りの場所としての機能がさらに求められる。
高齢者の居住場所について クリックで拡大
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