4回目は外来について考えたい。
外来に関する政策は、何となく大病院を受診するような患者に、診療所での受診を促しつつ、病院ができるだけコア機能に専念できるようにし、診療費も抑えることがポイントだろう。
また、地域包括ケアが進められる中、目指すべき主治医機能のあり方を明確にしていくという意図も見えてくる。【大戸豊】
今後の高齢化の進展(通院が難しくなる)や人口減によって、地域ごとに差はあるものの、患者は減少に向かうだろう。
外来受療率の年次推移 クリックで拡大
中央社会保険医療協議会資料より(以下同様)
入院外受診頻度 クリックで拡大
受診1回当たりの診療報酬は、大きな病院ほど高い。点数が高いのは、主に検査、画像診断、注射が影響している。
受診1回当たりの診療報酬構成(病院・診療所 規模別) クリックで拡大
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