【吉備国際大学 保健医療福祉学部 作業療法学科 准教授 京極真】
ある人にとっては当たり前の考え方・やり方(=信念)が、ほかの人の考え方・やり方(=信念)とぶつかってチーム内に確執が起きる-。医療・介護現場の多職種連携を邪魔する、こんな「信念対立」の状況をいかに解消できるか、
「信念対立解明アプローチ」の観点から解き明かしています。
具体的な対応はケース・バイ・ケースなのですが、信念対立解明アプローチは、深く考えることによって信念対立を解消できる状態を作り出そうとする「哲学的実践論」ですので、そのベースにある哲学を理解していれば、いろいろな状況に応用できる 「共通の法則」 を見いだせるでしょう。
今回はその一つ、権威・権力をめぐるトラブルを解消するのにも役立つ「共通の法則」を解説します。
次回配信は8月5日5:00を予定しています
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