社会保障審議会(社保審)の医療部会(部会長=永井良三・自治医科大学長)は9日に会合を開き、来年4月に始まる予定の新専門医制度への対応を引き続き協議した。新制度への懸念の声が医療界で相次ぐ中、委員からは、来年春のスタートを延期し、制度を見直すまでの間、現行制度の継続を求める声明を出すよう求める意見もあったが、永井部会長は「医師の『プロフェッショナル・オートノミー』(職業的自律)に反する」として、医療者や患者らによる話し合いの場を設け、その議論の行方を見守る考えを示した。【敦賀陽平】
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