【医療法人財団明理会春日部中央総合病院薬剤部長　小田慎】

　2016年度の診療報酬改定では、多剤併用患者の処方薬剤を総合的に調整し、処方薬剤数を減らすことが評価された。入院では「薬剤総合評価調整加算」（250点、退院時に1回算定）、外来や在宅医療においては「薬剤総合評価調整管理料」（250点、月1回限り）が新設された。また、処方内容の調整にあたり、他の保険医療機関や保険薬局との間で照会や情報提供を行った場合、「連携管理加算」（50点）が算定できる。

　今回の改定で多剤への取り組みが評価された背景を考えたい。


クリックで拡大 　 平成28年度診療報酬改定の概要より

■ポリファーマシー対応には、オーダーメード医療が必要

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