東京都は、来年4月に介護報酬改定が予定されることを受け、緊急提言を厚生労働省老健局に提出した。見直しが検討されている介護報酬の地域区分については、区市町村の意見も聴きつつ、地域の実態に即して設定するよう要望。来年3月31日までの時限措置となっている介護職員処遇改善加算については、キャリアパスを評価する仕組みなどと共に、介護報酬の基本部分に組み込むことを提言している。【ただ正芳】
また、特別養護老人ホームの多床室の介護報酬については、整備時期による報酬区分の撤廃を要望。さらに、負担増が検討されている多床室の居住費については、「(低所得の利用者が多いなど)実態を踏まえた検討を行うこと」を提言している。
そのほか、宿泊サービスを提供する通所介護事業所については、法整備などを早急に実現することを求めている。
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