厚生労働省は27日、中央社会保険医療協議会(中医協、会長=森田朗・東大大学院教授)の総会に、改善が期待できないと医学的に判断された維持期のリハビリテーションのうち、「脳血管疾患等」と「運動器」のリハビリについて、医療保険での提供を原則、2013年度末までとする方針を示し、了承された。介護保険での対応へ移行させるためで、12年度診療報酬改定では点数を引き下げる。
厚労省は従来から、維持期のリハビリについて、介護保険で対応したいとの方針を示している。維持期のリハビリは現在、月13単位まで医療保険での算定を認められており、厚労省ではこれが介護保険への移行を阻んでいるとみている。
ただ、介護保険での対応が難しい「心大血管疾患」と「呼吸器」のリハビリは、維持期も含めて医療保険での提供を続ける。
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