【株式会社メディチュア 代表取締役 渡辺優】
■次期改定に向けた調査項目で気になるのは…
3月12日に開催された中央社会保険医療協議会 入院・外来医療等の調査・評価分科会において、2025年度の調査の方針が議論された。分科会の資料で入院医療に関する検討課題・調査項目等に列挙されたのは次の8項目である。
1. 看護職員・看護補助者の人員配置
2. 多職種の連携・タスクシフト/シェア
3. 病棟における ICT 等の活用
4. 入院時の食費
5. 精神・身体合併症への対応
6. 入院中の要介護高齢患者の退院後の生活支援業務
7. 主に包括期医療を担う病院の地域で果たす機能
8. 主に高度急性期医療、小児周産期医療を担う病院の地域で果たす機能
3番目の「病棟におけるICT等の活用」の調査内容の詳細には、次のように具体的にセンサーマットやAI・音声入力ツール、インカムなどの活用状況が挙げられている=資料1=。
この調査内容は、介護報酬の生産性向上推進体制加算(資料2)をほうふつとさせる。
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次回配信は4月2日を予定しています
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