【株式会社メディチュア 代表取締役 渡辺優】
■求められるリハビリテーションの充実と報酬の変化
2024年度診療報酬改定において、急性期リハビリテーション加算が新設された=資料1=。同じく24年度改定で新設されたリハビリテーション・栄養・口腔連携体制加算も早期介入に対する評価であり、前回の拙稿で取り上げた。他にも従来から、重症系ユニットにおける早期離床・リハビリテーション加算や、初期加算と早期リハビリテーション加算=資料1=などがある。
患者の身体機能回復、ADL維持・向上に早期介入は欠かせない。資料1に示された簡易的なグラフを見ても分かるように、急性期リハビリテーション加算の算定対象患者は14日目まで120点が上乗せされる。診療報酬の高さは、その介入効果の高さに結びついていると考えてよいだろう。病院においては、限られたリハビリセラピストがより効果的な介入を行うことで、報酬アップにつながることが期待できる。
■国公立病院ではリハビリセラピストの確保が追いつかない
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次回配信は3月5日を予定しています
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