本来、任意入院で受け入れるべき患者を、診療報酬の施設基準を満たすために本人の同意なく入院させる医療保護入院として入院させるケースがあることを、厚生労働省が7日に開催した精神保健医療福祉に関する検討会で、藤井千代構成員(国立精神・神経医療研究センター)が明かした。「医療行政の制度に起因したモラルハザードが起こっている」と指摘した。【渕本稔】
藤井構成員は、医療保護入院をはじめとする入院医療の課題抽出のために実施した精神保健指定医や看護師などへのインタビュー調査の中間報告を行い、その中で、複数の関係者が証言したとした。調査は、
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