やけどや皮膚障害など、美容医療に関する健康被害の相談が増えていることを受けて、対応策を議論する厚生労働省の検討会が27日、初会合を開いた。美容医療の適切な実施を促し、不適切な診療への引き締めを強化するためのルールの見直し案を年内にも取りまとめる。【兼松昭夫】
「眼瞼形成」や「ボトックス注射」などの美容医療を巡っては、施術の幅の広がりやオンライン診療の普及などでハードルが下がり、実施が増え、皮膚の障害ややけどなど健康被害を受けた利用者からの相談が増えている。
しかし、病気やけがに対する診療と異なり、自由診療で行われる美容医療には保険診療のルールが適用されず、行政による指導・監査の仕組みがない。医療法に基づく立ち入り検査も、無床診療所には必ず行うこととはされていない。
そのため厚労省は、
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