日本医師会の松本吉郎会長は、22日の会長選で2期目の当選を果たした後の記者会見で、2024年度の診療報酬改定について「課題もたくさん頂戴している」とした上で、厚生労働省などとの話し合いの場を設けて「修正できるところは期中での修正を図りたい」と述べた。また、次の報酬改定に向けて物価高騰へのさらなる支援を国に働き掛ける考えも示した。【松村秀士】
24年度改定を巡っては、財務省が診療所の報酬の抜本的な見直しを主張したが、松本氏は「それにしっかりと反論してきた」と説明した。また、改定の内容を細部にわたって全国の医師会や医療機関に周知し、理解を促す必要があるとした。
次の報酬改定に関しては、「もっと厳しい2年になる」と述べ、関係省庁と問題点を共有しながら意見集約を図る考えを示した。
■医師の偏在解消「何としてでも乗り越える必要」
医療を巡る課題としては、
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