厚生労働省は17日の有識者検討会で、患者の入退院時に医療機関と情報連携する地域連携薬局が担う機能について夜間・休日などの「臨時対応」を含む在宅医療への対応を必須とし、ターミナルケアや無菌製剤処理への対応を追加的な機能とする整理案を示した。医療用麻薬の調剤は必須機能と追加的な機能の両方を提案したが、検討会では必須にすべきだとの意見が上がった。【松村秀士】
厚労省が「薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」に示した整理案によると、地域連携薬局は地域や拠点で確保すべき機能のうち、「在宅対応」「在宅に係る臨時対応」「ターミナルケア対応」「医療用麻薬調剤」「無菌製剤処理」の機能を持つ。このうち、在宅への対応は臨時対応を含めて必須の機能とする。それぞれの機能は地域の医療機関やほかの薬局、訪問看護事業所などと連携してカバーするのが前提だとしている。
ただし、在宅対応に関連する薬局の機能については地域ごとの需要などを踏まえ、
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