厚生労働省は12日、DPC制度から2病院が退出することになったと中央社会保険医療協議会に報告した。2病院は、新たな地域包括医療病棟への再編などを退出の理由に挙げている。【兼松昭夫】
DPCから退出するのは
▽長野県厚生農業協同組合連合会の下伊那厚生病院(長野県高森町)
▽社会医療法人聖医会のサザン・リージョン病院(鹿児島県枕崎市)
-で、退出は9月1日付。
いずれも、DPC対象病院の基準を今後クリアする見込みがなく、地域の医療需要の変化に合わせ、地域包括医療病棟に病棟を再編するため退出するという。
厚労省によると、DPC対象病院が病床機能を転換するため次の診療報酬改定を待たず緊急で退出するケースでは、同省の保険局医療課が退出の可否を審査・決定することになっている。
中医協の12日の総会で眞鍋馨医療課長は、
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