サイバー攻撃を想定した事業継続計画(BCP)を策定している病院は5,353施設の3割にも満たないことが10日、厚生労働省の調査結果で明らかになった。病床の規模別では、割合が最も高い500床以上の病院ですら5割に届かなかった。【松村秀士】
■安全管理責任者の配置割合、13ポイント上昇
調査は、2月1日-3月8日に医療機関等情報支援システム(G-MIS)のIDが付与されている8,171病院を対象に実施し、5,353病院から回答を得た。
サイバー攻撃などによるシステム障害の発生に備えてBCPを策定している病院は全体の27%で、2023年のほぼ同じ時期の調査から4ポイント上昇したが、3割には届かなかった。
BCPでの対処手順が適切に機能することを訓練などで確認しているのは
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