厚生労働省は25日、ヘルスケア分野のスタートアップ振興に関する検討会で、医療系ベンチャーの伴走支援を行うために同省が開設した「MEDISO」(メディソ)に診療報酬に関する要望などに対応する窓口を設置するなどの中間取りまとめ案を示した。さらにMEDISOの介護版として、介護テックのスタートアップからの相談や要望を一括して受け付ける「CARISO」(キャリソ)を早期に立ち上げる提言も行った。【渕本稔】
ヘルスケアスタートアップは厚労省など規制側との連携に乏しく、育成政策も十分でないことが指摘されている。医療分野のAI開発をはじめ、新たな製品やサービスが診療報酬の対象となるかも不明瞭で、開発に踏み切れないスタートアップが少なくない。
中間取りまとめでは、診療報酬やそれに関わる人員配置基準などの相談や要望を一元的に受け付ける窓口をMEDISOに設置するとともに、
(残り693字 / 全1073字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】