厚生労働省の健康・医療・介護情報利活用検討会は18日、医療等情報の二次利用に関するワーキンググループ(WG)で、公的データベース(DB)での仮名化情報の利用・提供に向けた議論を行った。【栗原浩太】
仮名化情報とは他の情報と照合しない限り個人を特定できない情報のこと。匿名化情報と異なり、特異な検査値や病名の削除・改変が不要なため、同じ研究分野の別データと連結させた活用が可能となる。
例えば、稀少疾患に該当する膵島細胞症患者の場合、匿名化情報では「その他」の病名扱いとなるが、仮名化情報では元データのまま表記できる。また、収縮期血圧などの数値が異常値を示すケースでも、「○○以上」と濁す必要がなくなる。これまでのWGでは、こうした
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