厚生労働省は8日、看護師養成所2年課程(通信制)の入学要件である准看護師の就業経験を「7年以上」から「5年以上」に短縮する対応案を医道審議会の分科会に示し、了承された。適用の時期は未定だが、決まり次第、周知する。【松村秀士】
看護師2年課程(通信制)は、准看護師が看護師国家試験の受験資格を得るための教育として2004年4月に開始された。現在では免許を取得した後に7年以上業務に従事している准看護師を対象に、通信学習などで教育を行っている。
厚労省が分科会に示した調査結果では、入学時の年齢は40歳代が約5割で最も多く、教育背景は高等学校卒業が約7割。通信制を選んだ理由は、「働きながら学ぶことができるから」が5割以上を占め、最多だった。
また、就業している准看護師はおおむね半年から5年で実技能力を習得するほか、
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