中央社会保険医療協議会は7日、2024年度に行う診療報酬の個別改定項目と答申書の附帯意見の案を了承した。診療報酬改定案を次の総会で答申する。「特定疾患療養管理料」の対象疾患として、「アナフィラキシー」と「ギラン・バレー症候群」を書き加えた。【兼松昭夫】
特定疾患療養管理料の見直しでは、これまでに糖尿病や高血圧を外すことが決まっていて、対象疾患を入れ替える。
中医協では、個別改定項目案(短冊)の議論を1月31日に一巡させた。厚労省は7日、これまでの意見を反映させたり、一般病棟用の「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)の測定項目などに関する見直しを記載したりした修正版を示した。
それへの反対意見はなく、中医協の小塩隆士会長は、24年度報酬改定の議論が「これで一通り終わったことになる」と述べた。厚労省は、次の総会で
(残り804字 / 全1162字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】