厚生労働省は、食材費の高騰を踏まえて地域医療介護総合確保基金を活用して行う医療機関への支援事業の取り扱いを都道府県に通知した。2024年4-5月に病院や有床診療所に対して許可病床1床につき3,200円(1カ月1,600円)を支援する。【兼松昭夫】
厚労省は、これが1食当たり30円に相当するとしている。
食材費の高騰を踏まえた病院や有床診療所への支援策は、政府が11月に閣議決定した経済対策に盛り込まれ、23年度下半期には「重点支援地方交付金」を活用し、病院や有床診療所に対して許可病床1床につき6,400円(1食当たり20円相当)を支援する。
一方、24年度の対応は、地域医療介護総合確保基金の活用を念頭に診療報酬の見直しと合わせ、予算編成の過程で検討することとされていた。24年度の診療報酬改定では、入院患者の食費の負担を現在の1食460円から30円引き上げ、原則490円にすることが決まった。
それを受けて厚労省は、
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