2024年4月からの医師の時間外労働の上限(年960時間)への罰則付き規制を巡り、上限が緩和される特例の「B水準」や「連携B水準」を35年度末までに解消するため医師の増員などで毎年226億円の費用が必要になるとの試算を、国立大学病院長会議が明らかにした。【松村秀士】
国立大学病院長会議によると、大学病院の勤務医2万5,129人のうち、「B水準」の申請予定医師数は1,177人(4.7%)、「連携B水準」は6,432人(25.6%)、「C-1水準」は256人(1.0%)、「C-2水準」は29人(0.1%)。
■全病院の半数超に医師派遣、国立大病院
このうち、「B水準」「連携B水準」で申請予定の医師7,609人の時間外労働を年960時間以内にするには約636万時間を解消しなければならない。それに対応するため、
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