アルツハイマー病の進行を遅らせる効果が証明された新薬レカネマブが承認されたことを受け、中央社会保険医療協議会の総会は27日、「高額薬ルール」に基づき同薬の具体的な薬価算定方法を薬価専門部会や総会で検討するとともに、年内に薬価収載が行えるよう議論を進めていくことで合意した。【松村秀士】
新規医薬品は、薬事承認を得てから原則60日以内、遅くとも90日以内に薬価収載される。また、高額な医薬品への対応として、年間の市場規模が1,500億円を超えると見込まれる品目が承認された場合には、通常の薬価算定の手続きに先立って直ちに中医協・総会に報告し、その品目の薬価算定方法の議論を行うこととされている。
■レカネマブの市場規模、年1,500億円超の可能性-厚労省
こうしたルールに則って、レカネマブについて
(残り613字 / 全958字)
この記事は有料会員限定です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
【関連記事】