中央社会保険医療協議会の診療情報・指標等作業グループは6日、一般病棟用の「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)のB項目について高度で専門的な医療を必要とする患者への対応を評価する観点から、なじまないとする意見を盛り込んだ中間報告を上部組織の「入院・外来医療等の調査・評価分科会」に示した。分科会では、B項目での評価に労力がかかるため、いつかは廃止すべきだとの指摘があった。【松村秀士】
一方で作業グループの中間報告には、手術などの急性期医療に伴ってADL(日常生活動作)が低下した患者らへのケアへの評価としてB項目は重要だとする意見があったことも併記した。
また、急性期医療を必要とする患者への医療や看護を適切に評価する観点から、看護必要度のA項目のうち、「救急搬送後の入院(5日間)/緊急に入院を必要とする状態(同)」について日数の短縮化や、5日間の中でも入院後日数によって重み付けすることが考えられるとの意見なども中間報告に記した。
この報告を踏まえて分科会で
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