中央社会保険医療協議会の支払側委員は30日に開かれた総会で、2024年度の診療報酬改定での適正化などが進むように検討のベースとなるデータのさらなる提供を厚生労働省に求めた。秋以降の踏み込んだ議論を見据えたもので、改定に向けたスケジュールの調整を行うことも要望した。【松村秀士】
この日の総会で厚労省は、次期診療報酬改定に関するこれまでの議論の取りまとめを示した。
外来については、
▽「かかりつけ医機能」の強化や外来機能の明確化・連携を進めて質の高い医療を提供するための診療報酬の在り方
▽生活習慣病への対策や外来機能の分化を推進していく観点から、効果的で効率的な医療を提供するための診療報酬の在り方
▽22年度改定を踏まえたオンライン診療の適切な評価
-を論点に挙げていた。
中医協ではこれまで、「医療と介護(医師と介護支援専門員)との連携を、かかりつけ医に関する評価の要件とすることも考えられる」との意見や、
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