全国自治体病院協議会(全自病)の調査によると、約240の自治体病院の約4分の1が2023年2月末時点で宿日直の許可を全く取得していなかった。その理由として、4割弱が申請したものの「許可が取れない」と答えた。【松村秀士】
24年4月からの医師の時間外労働の罰則付き上限規制に向け、宿日直の許可を得ていない医療機関ではその対応が急がれる。労働基準監督署の許可を受けた場合、上限規制との関係で労働時間とカウントされないからだ。
全自病は23年3月から5月にかけて、全国の自治体病院を対象に医師の働き方改革の取り組みに関する調査を実施。245病院から回答を得た。
宿日直許可の取得状況については244病院が回答し、うち56病院(23.0%)が
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