2022年の時間外・休日労働が1,860時間を超えた医師が公立の240病院のうち8病院(3.3%)にいたことが、全国自治体病院協議会(全自病)の調査で分かった。時間外労働が960時間以上1,860時間以下の医師は82病院(34.2%)にいた。【兼松昭夫】
医師の時間外労働の上限が罰則付きで規制される24年4月以降、年1,860時間を超える時間外労働は「存在してはならない」こととされている。
調査は、公立病院の医師の働き方改革の状況を明らかにするため、3月10日から5月22日にかけて公立の858病院を対象に実施。22年1-12月の医師の時間外労働や、時間外労働に関する36協定の締結・届け出状況などを聞き、245病院(28.6%)から回答があった。
医師の時間外労働の状況は240病院の回答を集計した。その結果、
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