中央社会保険医療協議会の支払側委員は10日の小委員会で、DPCの仕組みになじまない病院について制度からの退出勧告を検討すべきだと主張した。入院症例の適切なコーディングを促すため院内に設置した委員会を決められた回数開いていないDPC対象病院が一定数あるとする調査結果を踏まえた指摘で、他の支払側委員からも適切に運用されるよう改善を求める声が上がった。【松村秀士】
急性期病院がDPC制度に参加するためには、「コーディング委員会」を本来は年4回以上開く必要がある。厚生労働省は「毎月開催することが望ましい」としており、1年間の開催が4回未満だった病院の状況を個別に確認しているという。
2022年度のDPC対象病院のうち、DPC標準病院群に該当する1,495病院を対象に厚労省が実施した調査結果によると、
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