基礎的医薬品や最低薬価品などは、購入価格償還方式、あるいは公定マージンやクローバック制にすることが考えられる。調整幅は、地域差による価格のばらつきには地域差指数を、剤形や薬効群による乖離率の差には剤形や薬効群に応じた対応も考えられる。17日に開催された厚生労働省の医薬品の総合対策に関する有識者検討会で、こうした意見が出された。【ライター 設楽幸雄】
基礎的医薬品は、薬価制度上で規定されているもので、医学会の検討を踏まえて、医療上必要不可欠な「安定確保医薬品」(ABCの3カテゴリー)とされたもののうちAランク品で、薬価収載から25年経過、類似薬を含めた平均乖離率が薬価収載全品目の平均乖離率以内の品目が指定され、不採算になる前に薬価を維持している。
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