厚生労働省が2月28日に公表した医療施設動態調査(2022年12月分)によると、全国の無床診療所の数は同月末現在、9万9,412カ所(いずれも概数)で、前月から差し引き10カ所減少した。無床診療所が減少するのは20年12月分の調査以来、2年ぶり。【兼松昭夫】
厚労省によると、月ごとの施設数の増減は、全国の保健所に届いた廃止届と休止届のほか、新規の開設届と再開届をカウントしている。
医療機関の廃止届は通常、廃止から10日以内に出すが、それが調査結果に反映されるまでにタイムラグが生じ、一時期に集中する可能性がある。そのため厚労省では、「全体の傾向を判断するには、数カ月分程度の調査結果を見極める必要がある」としている。
22年12月分の調査結果によると、
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