政府は、「かかりつけ医機能」の発揮を促す制度の整備を盛り込んだ法案を今の通常国会に提出する。病院や診療所から都道府県への新たな報告制度を創設し、「かかりつけ医」を核とする医療・介護の水平連携の整備を促す。2025年4月に報告制度を立ち上げたい考え。法案を所管する厚生労働省によると、週内の閣議決定を目指して与党と調整している。【兼松昭夫】
政府が提出する「全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律案」(全世代型社会保障制度関連法案)には、在宅を中心に入退院を繰り返す高齢者を地域で看取りまで支えるため、医療法、介護保険法、健康保険法などを一体で改正する内容を盛り込む。
それによって、医療・介護の水平連携の整備を地域ごとに後押しする。
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