社会保障審議会の医療保険部会は29日、前日の全世代型社会保障構築会議の議論を踏まえ、現役世代の負担を抑えるため高齢者医療制度への支援金の見直しなどの具体的な枠組み作りの議論を始めた。複数の委員からは、同制度について応能負担の在り方を検討すべきだとの意見が出た。今後、月2、3回程度の頻度で会合を開き、年内に取りまとめる。【松村秀士】
政府が28日に開いた全世代型社会保障構築会議では、医療・介護制度改革を進めるため、構成メンバーが、▽高齢者の保険料賦課限度額や高齢者医療制度への支援金の在り方▽医療費の伸びを適正化するためのより実効的な取り組み▽出産育児一時金の大幅な増額-などを検討することを提言。また、具体的な枠組みは、医療保険部会で話し合うこととされた。
このうち、高齢者医療制度の医療給付費は、
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