日本病院会は、約700の病院の7割超で薬剤師が充足していないなどとする調査結果をまとめた。病床の規模が大きいほど、おおむねその割合が高くなる傾向があった。また、薬剤師の確保で困っていることとして、8割近くの病院が「調剤薬局の方が給与が良い」と答えたほか、薬剤師の業務に対する給与が見合っていないとする病院も一定数あった。日病の相澤孝夫会長は11日の記者会見で、看護職の処遇改善策での賃上げ対象職種に薬剤師も加えるよう、国に求めていく考えを示した。【松村秀士】
調査は、6月1日から23日にかけて実施され、706病院が回答した。それによると、74.9%の病院が薬剤師は充足していないと答えた。一方で「充足している」は24.9%で、無回答は0.1%だった。
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