厚生労働省がまとめた2021年社会医療診療行為別統計によると、医科の病院と診療所の6月審査分(5月診療分)の院外処方率(医薬分業率)は78.3%で、前年に比べて1.0ポイント上昇した。日本薬剤師会がまとめている医科と歯科を合わせた処方箋受け取り率は、21年5月調剤分が74.6%で、前年同月に比べて2.3ポイント減少したが、医科ではコロナ禍でも分業率の上昇が続いていることが明らかになった。【ライター 設楽幸雄】
社会医療診療行為別統計の医科の院外処方率は、医科の病院と診療所の「処方料の算定回数+処方箋料の算定回数」に対する「処方箋料の算定回数」の割合であり、6月審査分の実数を示している。
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