社会保障審議会の医療保険部会が25日に開いた会合では、マイナンバーカードの健康保険証に対応できる医療機関や薬局が都道府県ごとにどれだけあるかの集計結果を厚生労働省が報告した。それによると、病院でのトップは岩手の63.0%。最低は茨城の21.8%で、最大で41.2ポイントの地域差があった。厚労省は、医療関係団体を加えて議論を促すなど都道府県ごとにてこ入れする方針。【兼松昭夫】
マイナンバーカードの保険証に対応するのに必要な「顔認証付きカードリーダー」を導入し、実際に運用している医療機関や薬局の割合を都道府県ごとに集計(5月15日現在)。それぞれの上位と下位5ずつを報告した。
「病院」でのトップ5は、岩手のほか鳥取(60.5%)、山形(55.2%)、滋賀(51.7%)、新潟(51.7%)。下位5には、茨城のほかに東京(24.4%)、福岡(27.4%)、大阪(27.5%)、千葉(28.3%)が入った。全国ベースでの割合は35.5%=表=。
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