2022年度の診療報酬改定では、医療資源を重点的に活用する外来を地域で基幹的に担う「紹介受診重点医療機関」が入院医療を提供した場合に、診療報酬を初日に800点算定できるようにする。一方、紹介・逆紹介患者の受診割合が低ければ初診料と外来診療料を減算するルールの対象病院に、一般病床が200床以上の紹介受診重点医療機関を加える。地域での外来機能の明確化や医療機関同士の連携を進めるのが狙い。【松村秀士】
紹介受診重点医療機関は、22年度に始まる外来機能報告などのデータを基に地域の「協議の場」で明確にされる病院や診療所。選定されれば、その名称をホームページなどで広告できるようになる。22年度診療報酬改定で、この医療機関に関する診療報酬を作る。
新設するのは「紹介受診重点医療機関入院診療加算」(800点)で、この医療機関が入院医療を提供すると初日に限って算定できる。ただし、地域医療支援病院入院診療加算(入院初日1,000点)を別途算定することはできない。
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