厚生労働省は19日の中央社会保険医療協議会・総会に、2022年度薬価改定の中で行う市場拡大再算定と用法用量変化再算定の対象品目23成分41品目を報告し、了承された。武田薬品の消化性潰瘍用薬「タケキャブ」(一般名ボノプラザンフマル酸塩)は、年間販売額が1,000億円を超え、基準年間販売額の1.5倍以上となり、最大25%の引き下げとなる特例拡大再算定の対象となった。18年度に類似薬として該当しており、2回目の特例拡大再算定。【ライター 設楽幸雄】
年間販売額は、21年9月納入分を対象とした薬価調査の結果から推計して算定している。タケキャブの販売額を、IQVIA医薬品市場統計の21年7-9月データで見ると、275億円となっており、これを4倍すると1,100億円になる。薬価調査による年間販売額も同程度であるとみられる。
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