10月に本格運用が始まったオンライン資格確認の仕組みについて、厚生労働省は23日、検知された個人番号の誤登録が11月末までに33件あったことを明らかにした。このうち、取り扱いに特に配慮を要する薬剤情報の閲覧が1件あった。同省はいずれも直ちに閲覧を停止し、保険者側で異なる個人番号を削除した。【松村秀士】
個人番号が誤登録されていた事案については今後、実施機関(支払基金・国保中央会)が保険者と連携して事実関係や発生した原因の確認などを行った上で、厚労省へ報告。厚労省がこうした事例の件数を定期的に公表する方針。
同省保険局の水谷忠由・医療介護連携政策課長が23日の社会保障審議会・医療保険部会で報告した。複数の委員からは、再発防止に向けた取り組みを求める意見が出た。
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