医療法人の病院長の2020年度の平均年収は3,100万円余りだったことが、厚生労働省が24日に公表した医療経済実態調査の結果で明らかになった。前年度と比べて約52万円減ったが、それでも医療機関の開設者別で依然として最も多く、国立病院長との差は1,200万円超に上った。【松村秀士】
一般病院全体の職種別で、年収(平均給料年額と賞与)が最も多いのは病院長で、20年度は2,690万24円(前年度比1.6%減)。これを開設者ごとに見ると、医療法人が3,110万957円(1.7%減)で、都道府県立などの公立は2,153万5,517円(2.8%減)、地域医療機能推進機構などの国立は1,876万2,235円(0.8%減)だった。厚労省が19年11月に公表した前回の調査結果でも、同様の順番だった。
■医科医師の年収約1,400万円、看護職員は約500万円
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