厚生労働省は10日の有識者検討会に、特例措置としていた初診からのオンライン診療の恒久化に向けて、これまでの議論を整理した「オンライン診療の適切な実施に関する指針」の改定の方向性を示した。厚労省の提案はおおむね了承され、次回の検討会に指針の改定案が出される見通し。【齋藤栄子】
「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」はこれまで、▽初診に必要な医学的情報▽診療前相談について▽症状について▽処方について▽対面診療の実施体制について-の5つの論点に沿い、議論を進めてきた。
初診からのオンライン診療は、原則かかりつけ医による実施としているが、あらかじめ診療録、診療情報提供書などにより、患者の状況が把握できる場合にかかりつけ医以外の医師も行うことも可能で、この場合の具体的な医療情報の要件化が求められていたが、これまでの議論で限定することは難しいとされた。
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