財務省は、8日の財政制度等審議会の分科会で、「かかりつけ医」の制度化の必要性を改めて主張するとともに、それへの診療報酬の包括払いを提言した。また、「かかりつけ医」が行う初診への評価の機能強化加算について、ゼロベースでの見直しが必須だとも指摘した。財政審はこうした考え方を、月内に固める2022年度予算編成に向けた提言(秋の建議)に反映させたい考え。【松村秀士】
財政制度分科会で財務省は、コロナ禍では医療保険制度のフリーアクセスが肝心な時に十分に機能しなかった可能性が高いと指摘。また、受診や医療行為の回数で評価されがちだった量重視のフリーアクセスを、患者が必要な時に必要な医療にアクセスできる質重視のものに切り替えていく必要があるとした。
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