厚生労働省は5日、「新型コロナウイルス感染症病原体検査の指針」の改訂版として第4.1版を事務連絡した。検体の採取方法で、被験者自身が医療従事者の管理下で採取できるため医療従事者への暴露リスクが低下する「鼻腔ぬぐい液」について、有効性の最終研究結果を示した上で、「検出感度はやや低いものの、有用な検体である」と記載した。【ライター 設楽幸雄】
新型コロナウイルス感染症の病原体検査指針は、▽検査種類と各種検査の意義▽状況に応じた適切な検査実施▽検体採取に応じた適切な感染防護-の3部構成となっている。
第4.1版の主な改定内容は、▽変異株のPCR検査とゲノムシークエンスに関して追記▽抗原定量検査の追加承認に伴う抗原検査に関する記載の変更▽鼻腔検体について有効性の最終研究結果を記載▽検体自己採取のガイドラインを記載-の4項目。
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