厚生労働省は27日、第32回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の分析・評価などを公表した。「関西圏、首都圏、中京圏のほか多くの自治体で感染者の増加が見られている」と指摘。新規感染者数の増加に伴い、重症者数が急速に増加し、死亡者も増加に転じていることに触れ、「今後、高齢者層への感染の波及が進むと、重症者数がさらに増加する可能性が高い」としている。【新井哉】
厚労省によると、21日時点の全国の入院者数は1万1,279人で、1週間前と比べて1,856人増えている。全国の受入確保病床数に対する割合は35.3%(1週間前は29.8%)で、都道府県別では、沖縄(87.5%)が最も高く、以下は、和歌山(85.6%)、兵庫(82.6%)、大阪(82.3%)、石川(74%)、徳島(72.8%)、奈良(71.6%)、京都(54.1%)、滋賀(52.5%)、三重(52.3%)、長野(48%)などの順だった。
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